第198回 新年のご挨拶
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新年明けましておめでとうございます。
平素は,当事務所に格別のご高配を賜り,厚くお礼申しあげます。
さて,当事務所は,昨年は,神戸事務所配属17名,東京事務所配属5名,今治事務所配属3名(合計25名)の体制(昨年末時点)で執務してまいりました。村尾卓哉弁護士が神戸事務所から今治事務所に配属替えとなり,今治事務所配属の松宮慎弁護士が英国Southampton大学に留学いたしました。また,平成26年から法務省に出向していました山下和哉弁護士が復職し,神戸事務所から東京事務所に配属替えとなりました。
当事務所は,昨年度も従前どおり,多様な法的ニーズに対処できる総合法律事務所として,幅広い分野にわたる案件を処理し,所属弁護士の能力向上を目指した研修に努め,クライアントの皆様への情報発信にも積極的に取り組んできました。そして,特に,増加する渉外案件に対応するため,まず,昨年5月に,中国の上海に,東町商務コンサルティング(上海)有限公司を設立しました。これにより,当事務所本体によるリーガルサービスの提供と相俟って,皆さまに中国関連案件につきより一層の円滑かつ充実した総合的なコンサルティングサービスを提供できるものと考えております。つぎに,11月には,ドイツ・デュッセルドルフのPETERS Rechtsanwälteと業務提携契約を締結いたしました。これにより,従来の米国および英国の法律事務所との提携だけではなく,欧州関連案件のリーガルサービスについても,より充実させることができるものと考えております。
また,幸寺覚弁護士は,3月末に兵庫県弁護士会会長の任期を終えたのち,4月からは日本弁護士連合会の副会長の職にあります。
さて,本年は,1月に第69期司法修習を終えた三瀬崇史弁護士(神戸事務所配属)が加わり,神戸事務所配属18名,東京事務所配属5名,今治事務所配属3名(合計26名)の体制での執務となります。
当事務所は,引き続き,新たな時代における価値観を正しく理解し,法律事務所としての役割を全うできるよう,その理念を再確認し,引き続き,高度化・多様化する法的ニーズに適切かつ迅速に対応しうる総合法律事務所として,
(1) 単なる弁護士の集合体ではなく組織として機能する法律事務所
(2) プロフェッションとして高品質の法的プロダクトをつくることのできる法律事務所
(3) クライアントとのコミュニケーションを大切にし弁護士の顔が見える法律事務所
であり続けることを目指します。
末尾ではありますが,皆様の本年の益々のご発展とご多幸を祈念して,年頭のご挨拶とさせていただきます。
弁護士法人東町法律事務所
代表社員弁護士 上谷 佳宏