第146回 私傷病による解雇,休職 業務上傷病 労働基準法上,従業員が業務上の傷病を負い,休業する場合,休業する期間およびその後の30日間はその労働者を解雇することはできないとされています(労働基準法第19条第1項)。 私傷病による解雇 (1) 解雇権濫用 […] 2013.12.25 執筆者:芳田 栄二
第145回 借用書の書き方 猪瀬東京都知事が,民間団体から5,000万円を受け取ったとされる件で,猪瀬知事は,先日,個人的に借りたお金であると説明し,記者会見で「借用証」を公開しました。しかし,その「借用証」があまりにシンプルなこともあり,騒ぎは収 […] 2013.12.03 執筆者:西川 精一
第144回 信用される証人/証言とは?〜いくつかの判決書からみた日英の比較〜 洋の東西を問わず、紛争が訴訟等の紛争解決手続に持ち込まれる場合には、その対象となる事実関係について、両当事者の認識が異なることが少なくありません(身近な例としては、交通事故事案でどちらの信号が青/赤だったか、などという点 […] 2013.12.02 執筆者:手塚 祥平 司法制度国際法務
第143回 メニュー表示と景品表示法 最近、ホテルのレストランにおけるメニューの不適切表示が話題になっています。飲食店が実際の料理にメニューと異なる食材を使用することは、不当景品類及び不当表示防止法という法律で規制されています。この法律は、俗にいう「景品表示 […] 2013.11.07 執筆者:松宮 慎 景品表示法
第142回 自転車で交通事故を起こした少年の保護者に高額の賠償が認められた例 本年(平成25年)7月4日、神戸地方裁判所において、Yの小学生5年生の息子Zの運転する自転車が歩行中のX1と正面衝突しX1が植物状態なるという重い障害を負った事故に関し、Zの唯一の親権者である母親Yに,X1に対し約3,5 […] 2013.10.08 執筆者:福元 隆久 交通事故
第140回 リハビリ勤務制度の導入と留意点 リハビリ勤務制度とは (1) 近時,特にメンタルヘルスに問題を抱えた従業員が一定の私傷病休職の期間を経て職場復帰を申し出た場合に,どのように職場復帰の可否を判断すればよいのか,というご相談を受けるこ […] 2013.09.25 執筆者:名倉 大貴
第139回 最高裁ついに違憲判決 —非嫡出子(婚外子)の相続差別は違憲— 違憲判決 最高裁は,戦後9例目となる違憲判決をついに出しました。最高裁の大法廷に審理が回付されていましたので,過去の判例が見直されて違憲判決が出されるのではないかと予想されていましたが,そのとおりの結果となりました。国会 […] 2013.09.10 執筆者:幸寺 覚 非嫡出子
第138回 中国国際経済貿易仲裁委員会(CIETAC)の分裂と実務への影響 日中間の当事者における渉外契約(以下「日中渉外契約」といいます。)においては,日本の裁判所の判決は中国国内で執行できず,また,中国の法院(裁判所)の判決は日本国内で執行できない等の理由から,その紛争解決方法としては,仲裁 […] 2013.08.23 執筆者:麦 志明 中国法国際仲裁
第137回 会員権預託金返還請求の問題点 はじめに 夏だ!海だ!リゾートだ! ということで,今回は,夏恒例(?)のリゾートに関する法律のお話をしたいと思います。 リゾートクラブやゴルフクラブに入会する際に,預託金を支払うことが一般的です。預託金は,当該クラブを会 […] 2013.08.13 執筆者:村尾 卓哉 団体預り金
第134回 とりあえず遺言と予備的遺言 最近,遺言書作成に関するご相談をお受けすることが多くなってきたように感じます。 遺言書作成に関する基本的な知識については,既に第28回コラム「遺言の基礎知識」(執筆者:林智子弁護士)でご紹介していますので,今回は遺言の応 […] 2013.07.10 執筆者:山下 和哉 相続遺言書