第139回 最高裁ついに違憲判決 —非嫡出子(婚外子)の相続差別は違憲— 違憲判決 最高裁は,戦後9例目となる違憲判決をついに出しました。最高裁の大法廷に審理が回付されていましたので,過去の判例が見直されて違憲判決が出されるのではないかと予想されていましたが,そのとおりの結果となりました。国会 […] 2013.09.10 執筆者:幸寺 覚 非嫡出子
第138回 中国国際経済貿易仲裁委員会(CIETAC)の分裂と実務への影響 日中間の当事者における渉外契約(以下「日中渉外契約」といいます。)においては,日本の裁判所の判決は中国国内で執行できず,また,中国の法院(裁判所)の判決は日本国内で執行できない等の理由から,その紛争解決方法としては,仲裁 […] 2013.08.23 執筆者:麦 志明 中国法国際仲裁
第137回 会員権預託金返還請求の問題点 はじめに 夏だ!海だ!リゾートだ! ということで,今回は,夏恒例(?)のリゾートに関する法律のお話をしたいと思います。 リゾートクラブやゴルフクラブに入会する際に,預託金を支払うことが一般的です。預託金は,当該クラブを会 […] 2013.08.13 執筆者:村尾 卓哉 団体預り金
第134回 とりあえず遺言と予備的遺言 最近,遺言書作成に関するご相談をお受けすることが多くなってきたように感じます。 遺言書作成に関する基本的な知識については,既に第28回コラム「遺言の基礎知識」(執筆者:林智子弁護士)でご紹介していますので,今回は遺言の応 […] 2013.07.10 執筆者:山下 和哉 相続遺言書
第133回 知らないと損する?法律のお話し 人間誰しもできるだけ損はしたくないものですが,世の中には知らないと損する(かもしれない)法律がたくさんあります。今日は,そんな法律のひとつ,消費者契約法9条1号をとりあげたいと思います。 消費者契約法9条1号は次のように […] 2013.07.02 執筆者:今井 陽子 消費者
第132回 懲戒解雇等の場合の退職金の支給制限 従業員に対する懲戒処分 会社等の企業の従業員(労働者)を懲戒解雇等の懲戒処分に付した場合,企業によっては,就業規則等により,退職金の全部または一部を不支給にしているケースがあります。 一般に,企業は,企業秩序を定立し維持 […] 2013.06.13 執筆者:芳田 栄二
第131回 傭船料不払の効果:自動的に未経過期間の傭船料の損害賠償も? – Reed Smith法律事務所セミナー(2013年5月23日今治)より 本年5月23日,愛媛県今治市において,弊所今治事務所とロンドンのReed Smith法律事務所による共催セミナーが開催されました。Reed Smith法律事務所より,William Howard弁護士及びRichard […] 2013.06.06 執筆者:手塚 祥平 傭船契約
第129回 仲裁手続が公序に反するとして、仲裁決定が取り消された事例 事案の概要 日本における特許(以下「本件特許」)を有する米国法人(以下「X」)は、本件特許を利用した製品を日本国内で製造・販売に関して日本法人(以下「Y」)と合弁事業を行っていました。 上記合弁事業について、XとYとの間 […] 2013.05.08 執筆者:麦 志明 国際仲裁
第128回 株主提案権について はじめに 株主提案権は、株主が株主総会において議題や議案を提案することができる権利で、公開会社である取締役会設置会社にあっては、6か月前より引き続き総株主の議決権の100分の1以上または300個以上の議決権を有する株主が […] 2013.04.24 執筆者:福元 隆久 株主総会
第126回 一票の格差 〜司法の怒り:議員定数訴訟違憲・無効判決〜 裁判所が怒った?ついに裁判所が怒った,と言ってもいいでしょう。議員定数訴訟で違憲さらに選挙無効の判決が出ました。今までは,選挙は違憲又は違憲状態であると言うに留まり,選挙自体を無効とまではしませんでしたが,ついに選挙が違 […] 2013.04.11 執筆者:幸寺 覚 一票の格差司法制度